北アルプス北穂高岳で横浜市の65歳の男性が滑落し大けがをするなど、長野県内の山岳では、滑落や転倒による遭難が相次ぎました。

長野県警によりますと、10日午前8時半過ぎ、北アルプス北穂高岳南陵の標高約3000メートル付近で、「下山中にバランスを崩して滑落した」と横浜市の65歳の男性から救助要請がありました。

男性は県警のヘリで救助され松本市内の病院に搬送されましたが、背骨を折る大けがの模様です。

男性は9日に上高地から1人で入山し、10日は北穂高岳から涸沢に向けて下山していたということです。

また、北アルプス燕岳では、東京の67歳の看護師の女性が、八ヶ岳連峰の西岳では長野県原村の70歳の女性が、それぞれ下山中に転倒し、足首の骨を折る大けがとみられます。

長野県警では、暑さで体力が奪われ、疲労で転倒するケースが目立っているとして、年齢や体力に見合った登山を呼びかけています。

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