8日の日向灘を震源とする地震で、鹿児島県内では最大震度5強を観測しました。県は新たな被害として鹿屋市の斜面で幅100メートルにわたって崩れたと発表しました。
県内では8日の地震で最大震度5強を観測しました。
(記者)「鹿屋市吾平町です。こちらの家の裏山が幅100メートルにわたって崩れ落ちました」
鹿屋市吾平町上名では、地震の後高さ15メートル、幅100メートルにわたって崩れているのが見つかりました。崩れた土砂や木々ががけ下にあった畑に覆いかぶさりましたが、住宅への被害やけが人はいませんでした。
(近くの住民)「びっくりした。地震の力はものすごいと思った。住宅がなくてよかった、誰かがここにいたら大変なことになっていた」
一方、揺れで棚が倒れたり物が落ちたりした大崎町の食堂では、10日も片付けに追われていました。
(飲食店経営)「ドアノブをつかんで必死にたえた。(揺れが)収まるまで」「死ぬかと思いました本当に」
また、霧島市の国分地区の一部では地震によって水源が被害を受け水道水が濁る現象が起きています。自衛隊などが給水活動を始めていて、10日も住民が水を求めていました。
(水を受け取った女性)
「茶色く濁っていた。大変助かります」
(水を受け取った男性)
「風呂の水はきのうは特に濁っていた。地震の影響だからしょうがない」
霧島市は11日は午前9時から午後6時まで天降川小学校、霧島市お祭り広場、霧島市役所隼人庁舎の3か所で給水活動を行う予定です。
気象庁は、地震への備えを再確認し、今後1週間程度は注意してほしいとしています。
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