富山県出身を名乗る女にLINEでやり取りするうち好意を抱き、化粧品などの販売サイトの登録や運用を名目に合計5936万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあっていたことが10日までにわかりました。

被害に遭ったのは富山市に住む50代の男性です。

富山中央警察署によりますと、50代男性は4月にSNSを通じて知り合った富山県出身の日系外国人を名乗る女とLINEでやりとりするようになり、好意をいだくようになりました。

女から「日本の商品をアメリカで売っている。大金を稼げた。あなたもやってみないか」などと言われ、男性はサイトに登録し、化粧品や家電製品の販売を始めました。

男性はサイト上で表示される利益を過信し、4月24日から7月4日までの間、31回にわたり合計5936万円を指定された口座に入金しました。

ここで男性は家族に相談したところ、「詐欺にあっているのではないかと」と言われ、詐欺に気づいたということです。

警察は、うまい話には乗らないこと、SNSで投資話を持ち掛け高配当をうたって指定口座に現金を振り込ませるのは詐欺の手口だとしています。

そのうえで、SNSでお金を請求されたら安易に振り込むことなく、一人でなやまず警察や家族に相談してほしいと話しています。

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