気象庁は8日、「巨大地震注意」の「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表し、1週間の注意を呼び掛けました。
こうした中で迎える8月11日の山の日。3連休を利用して登山を計画している人も多いかもしれません。そこで登山ガイドに登山中に地震が発生した場合の対処法について聞きました。

中国地方最高峰の国立公園大山。
この日も県内外から多くの登山客が頂上を目指し、登っていました。

登山客は(広島県から)
「夏休み、たまたま仕事が2人とも休みということできた」

登山客は(滋賀県から)
「歩いていると暑い。とりあえず水分」

厳しい暑さの中で登山。
登山歴20年のガイドに話を聞くと、スポーツドリンクなどでのこまめな水分補給に加えて、カロリー摂取が大事とのこと。

日本山岳ガイド協会 認定登山ガイド 佐々木淳一さん
「休憩のたびに少しずつカロリー補給をしていくことが良い。小さなおにぎりでもいいし、クッキーなんかの方が飴なんかよりもいい」

そして、いつ起こるか分からない巨大地震。
まずは登山ルートの事前の地形確認。そして万が一登山中に揺れを感じたら、どのような行動を取るべきでしょうか。

日本山岳ガイド協会 認定登山ガイド 佐々木淳一さん
「『沢』地形だと上から落石が入ってくる可能性があるので、いち早く上部を確認して、安全なところに逃げていただく。
『尾根』地形だったらその心配はないので、崩落しないような大きな土台の木のところへ身を置く、そして揺れが収まってから次の行動に移ればいい」

また、その後の余震なども踏まえ、地震の場合は安全を確認後、まずは下山してほしいということです。

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