日本損害保険協会の調査によりますと最も盗難された車は3年連続同じ車種でした。
車の売買会社によると、その車は“新車で買うよりも中古市場の方が高く取引される”こともあるほど人気だということです。
対策についても聞きました。
日本損害保険協会が調査した自動車盗難の状況です。
2023年 車種・件数・構成比
9位 メルセデスベンツ 37件 1.4%
9位 ハリアー 37件 1.4%
8位 レクサスRX 42件 1.6%
7位 ヴェルファイア 43件 1.7%
6位 クラウン 53件 2.0%
5位 ハイエース 60件 2.3%
4位 レクサスLX 120件 4.6%
3位 プリウス 307件 11.8%
2位 アルファード 364件 14.0%
1位 ランドクルーザー(プラドを含む) 383件 14.7%
2023年に最も盗まれたのはランドクルーザー(プラドを含む)で3年連続でした。
ランキングにあがった10車種のうち、7車種がトヨタで2車種がレクサスでした。
Garden 中見啓之代表:
「トヨタやレクサスは 壊れない、トラブルが少ない。『安心』という点でブランド力が高く世界的に人気が確立されている」
こう話すのは山梨県甲斐市にある車の売買を行う『Garden』の代表、中見啓之さんです。
中見さんによるとトヨタのランドクルーザーは、今 新車で買おうとすると2~3年待ちの人気車種。それだけ需要が高いため、中古市場では新車で買うより高値で取引されることもあるそうです。
Gardenにも7月末にランドクルーザーを盗難された客からの問い合わせがあったといいます。
Garden 中見啓之代表:
「家の敷地に止めていて、午前2時にはあったのを確認していたが朝起きたら無くなっていたといっていた。そこで何か今後、対策できることはないかと問い合わせがあった」
そこで中見さんが勧めたのが『イグラ』というセキュリティ装置です。
現在多くの車のエンジン起動はCAN通信を通して行われています。
イグラはそのCAN通信を制御する機能をもっています。
イグラを設置した車は、イグラの専用キー(キーフォブ)と車のカギをセットで持った状態でないとCAN通信が機能せずエンジンがかからないようになっています。
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