発明家の高校生が2度目の快挙です。

全国の生徒・児童を対象にした発明コンクールで、経済産業大臣賞を受賞した山口県宇部市の高校生が22日、県教育長に受賞を報告しました。



「全日本学生児童発明くふう展」で経済産業大臣賞を受賞したのは、高校2年生山根康輔さんです。

山根さんが出品したのは『ストレスフリーで水陸レスキュー「スクリュータイヤ」』。



山根さんは去年、同じコンクールに360度自由自在に動かせる「オムクロタイヤ」を出品して最高賞、恩賜記念賞に輝きました。

今回が2度目の受賞です。

スクリュータイヤと名付けられた4つの駆動軸を制御することで、地上では360度どの方向にも進めます。

加えて、水上では、らせん状に配置されたスクリュータイヤをドリルのように回転させて水をかいて進むこともできます。

災害時にがれきの浮いた海の上など救助活動にも応用できるということです。

みずから設計・プログラムし、部品は3Dプリンターで作りました。

繁吉健志教育長は、これからの活躍に期待を述べました。

山根康輔さん
「みんなから応援されることはとてもうれしくて、これからも続けていこうっていうモチベーションにもつながっている」

山根さんは、この作品を台湾で開かれる発明の世界大会に出品したいそうです。



世界の発明家たちから多くを学んで自分の発明に生かしたいと、どこまでも学びに貪欲でした。

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