9日午後、北海道のJR南千歳駅と北広島駅の間を走行していた特急列車の車両内で、荷棚に置かれていた乗客のカバンから現金12万円を盗んだとして、中国から旅行中の47歳の男が逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、中国国籍で、47歳の自称・代理購入販売業の男です。
 この男は9日午後1時40分すぎ、JR南千歳駅と北広島駅の間を走行していた「特急とかち」の車両内で、頭上の荷棚に置かれていた乗客の男性のカバンの中の財布から現金12万円を盗んだ疑いが持たれています。
 警察によりますと、男性は背後の男がカバンを触り、荷棚に戻すような様子を目撃。
 カバンの中を確認すると、現金が無くなっていたため、男に声をかけ、現金12万円を回収しました。
 その後、男性は男と新札幌駅で降車、駅員から「特急とかちの車内で、窃盗事件が発生した」という通報を受け、駆け付けた警察官が調べをすすめ、その場で男を逮捕しました。
 中国国籍の47歳の男は友人と2人で旅行中で、逮捕時、日本円で14万2000円の所持金がありました。
 通訳を介した取り調べに対しては「お金は盗ってないです。バッグが落ちてきそうになったから、戻しただけ」と話し、容疑を否認しています。
 警察は引き続き経緯などを詳しく調べ、容疑の裏づけをすすめています。

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