鳥取県南部町で小学生が乗った自転車と原付バイクが衝突する事故が発生しました。倒れた子どもに対し、原付バイクの運転手は「気をつけろ」という言葉を残して立ち去ったということで、被害関係者が情報提供を呼び掛けています。

小崎純佳 記者
「事故があったのは、いわゆる近所道のような細い道路です。見通しが悪いため、カーブミラーが設置されています」

事故があったのは、鳥取県南部町の南部町役場天萬庁舎の裏の道路です。


7月29日午後1時半ごろ、町内に住む小学5年の男子児童が自転車で道路を横断しようとしたところ、対向してきた原付バイクと衝突しました。

原付バイクと自転車の両方が転倒しましたが、原付に乗っていた男性は、自転車に乗っていた児童に対し…

「気をつけろ!!」

そう言葉を残して、児童の足にかぶさるように倒れた原付を起こして、その場を後にしたというのです。

事故にあった小学5年生
「足の上に覆いかぶさるようにバイクが倒れてきました。足のやけど部分が熱かったです」

マフラー部分が児童のふくらはぎに当たり、重いやけどを負いました。

事故にあった子どもの母親
「やけどがひどい。事故直後も表面が真っ白になるぐらいで、治るのに時間がかかると言われています」

事故後の男性の対応に児童の母親は。

事故にあった子どもの母親
「自分だけバイクを起こして逃げて行ったという行動が信じられませんし、倒れている小学生の子どもを置いていくっていう気持ちも分からなくて、親としては悲しいです。

たまたまあちらの建物の2階から見ておられた方がすぐ駆けつけてくださって、救急車や警察に連絡をしていただいたみたいですけど、そのときには相手の方はバイクを起こして逃げていった後だったようで、子どもだけが倒れていたということでした」

警察も調べていますが、事故から10日ほど経った今も有力な情報はありません。

事故にあった子どもの母親
「事故後1週間はこの場に同時刻にいて、1時間弱ぐらい様子を見ていたんですけど、通らなかったので、一生懸命目撃情報集めるためにチラシを作って」


児童や目撃者の情報によると、運転手の男性は60~70代くらい。
身長1メートル60センチ~70センチくらいのやせ型、灰色のTシャツ、白いつば付きのヘルメットを着用していたということです。

また、原付バイクの車体は青色でメタリック。荷物を入れるボックスは白かシルバーで、ナンバーには「4」がついていたということで、米子警察署が調べを続けています。

【情報提供先】米子警察署 0859-33-0110

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