今月福井県で開催された全国知事会で、人口減少問題に対する宣言の"一極集中"の表現を巡り、東京都の小池知事と、地方の知事と間で意見が対立しました。
これについて、島根県の丸山知事は8日の定例会見で改めて、小池知事を批判しました。

島根県 丸山達也 知事
「小池都知事の認識が、先日の知事会議で示されているような内容であれば、そもそも、46対1とか、46道府県で物事を動かしていく、いうことも視野に入れて考えないと」

全国知事会の人口減少問題に関する緊急宣言では、「人口や産業が特定の地域に集中している現状を見過ごすことなく」という一文に対し、小池知事が異論を示し、「因果関係が不明確であり削除すべき」との意見が付けられました。

島根県 丸山達也 知事
「子育て世代と言われる年代の方々が、一番集積している地域が日本で一番出生率が低いということは、出生率を引き下げる要因になってる。明らかだ、算数的にいって。
これは、数学じゃなくて算数のレベルだと思う。カイロ大学を首席で卒業されている小池都知事が、分からないわけがない。私は、分かっているけど分からないふりをしてるんじゃないかと思う。それは自分にとって都合が悪いから」

丸山知事は、小池知事は自分が正しいと考えているようだが、それが間違っているということを私は、都民に理解してもらう、そういう戦いだとし、46道府県で団結し、人口減少の問題と向き合っていくとしました。

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