長崎は79回目の「原爆の日」を迎え、広島でも犠牲者を慰霊する会が開かれました。

原爆資料館では、長崎の平和祈念式典にあわせて「慰霊の会」が開かれました。

参加した被爆者らは式典のテレビ中継を見ながら、原爆が炸裂した午前11時2分に黙とうを捧げました。

平和宣言で鈴木史朗市長は、「核兵器廃絶へ大きくかじを切るべき」と呼びかけました。

ことしの式典では、長崎市がイスラエルを招待しなかったことを理由に、アメリカやイギリスなどの駐日大使が欠席し、領事らの代理出席となりました。

広島県被団協 箕牧智之 理事長
「だんだん世界が対立の状態になる中で、これから1年かけて広島市もじっくり(招待のあり方を)考えていかねば」

広島県被団協 佐久間邦彦 理事長
「全ての国を呼ぶことが大事だと思います。私も被爆者として本当に悩みましたよ。あんな虐殺が許されるのかと」

佐久間理事長は慰霊の会で、「戦争も核兵器もない世界を目指して被爆地、広島・長崎がともに発信していこう」と呼びかけました。

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