「南海トラフ地震臨時情報」と同じように、マグニチュード7以上の地震が発生した際により大きな地震への注意を促す情報として「北海道・三陸沖後発地震注意情報」があります。

2011年の東日本大震災の2日前、マグニチュード7.3の地震が発生し、福島県内では、沿岸部に津波注意報が出されました。マグニチュード9.0の東日本大震災は、その2日後に発生しました。この教訓を生かすために2022年から始まったのが「北海道・三陸沖後発地震注意情報」です。

気象庁は、北海道から岩手県の太平洋沖にかけてマグニチュード7程度以上の地震が発生した場合に、その後、マグニチュード9クラスの巨大地震が発生する可能性があることへの注意を呼びかけます。

福島県の対象は10市町

福島県で対象となるのは、3メートル以上の津波が想定される、浜通り沿岸の10の市と町です。

この情報が発表された場合、対象の自治体は、住民などに対し1週間、ただちに避難できる態勢をとるよう呼びかけることになります。ただし、内閣府は、「事前の避難の呼びかけなどは行わない」としています。

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