8日までの進路予想では、ギリギリのところで直撃にはならないと予想されていた台風第5号「マリア」。しかし、そこから9日の進路予想は大きく変化した。

※リンクから進路予想図・雨シミュレーション・週間天気などをご覧いただけます。

今後、台風5号は西寄りに進路を変えて北上すると見られており、12日頃にかけて東北地方に最接近する見込みで、気象庁が注意・警戒を呼び掛けている。

以下、気象庁発表の最新の実況と進路予報、台風情報となります。

9日午後0時45分発表・気象庁 台風の実況と進路予報

9日午前9時現在の台風の進路予想(TBS NEWS DIG より)

・9日午後0時の実況
「台風5号(マリア)」は、北緯31度25分、東経146度05分を中心に『日本の東』で北北東方向に時速20キロの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は980ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっています。全域55kmが秒速25メートルの「暴風域」となっており、南東側280km・北西側165kmが秒速15メートルの「強風域」となっています。

・10日午前0時の予報
「台風5号(マリア)」は、北緯33度30分、東経146度00分を中心に『日本の東』で北方向に時速20キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。予報円の半径は65kmで、全域120kmが「暴風警戒域」となっています。

・10日午後0時の予報
「台風5号(マリア)」は「強い勢力」となり、北緯35度35分、東経145度25分を中心に『日本の東』で北方向に時速20キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は970ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。予報円の半径は95kmで、全域165kmが「暴風警戒域」となっています。

9日午後0時現在の台風の進路予想(TBS NEWS DIG より)

・11日午前9時の予報
「台風5号(マリア)」は、北緯37度30分、東経144度20分を中心に『石巻市の東南東約280km』で北北西方向に時速10キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。予報円の半径は185kmで、全域260kmが「暴風警戒域」となっています。

・12日午前9時の予報
「台風5号(マリア)」は、北緯39度20分、東経141度55分を中心に『日本の東』で北西方向に時速15キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は980ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっています。予報円の半径は300kmで、全域350kmが「暴風警戒域」となっています。

・13日午前9時の予報
「台風5号(マリア)」は、北緯41度20分、東経139度50分を中心に『日本海』で北西方向に時速10キロの速さで進むと見られています。中心の気圧は998ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は370kmです。

・14日午前9時の予報
「台風5号(マリア)」は「熱帯低気圧」に変わり、北緯42度20分、東経139度05分を中心に『日本海』で北北西方向にゆっくりとした速さで進むと見られています。中心の気圧は1000ヘクトパスカルで予報円の半径は460kmです。

気象庁発表(9日・午前5時29分)
「令和6年 台風第5号に関する情報 第11号」

9日の全国の天気予報(TBS NEWS DIG より)

台風第5号は、日本の東を北上し12日から13日頃にかけて北日本に接近し、大荒れの天気となり、海上では大しけとなるおそれがあります。

●気象概況
台風第5号は、9日3時には小笠原近海にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっています。中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風第5号は、日本の東を北上し12日から13日頃にかけて北日本に接近し、大荒れの天気となるおそれがあります。

●波の予想
10日に予想される波の高さ
  東北地方、関東甲信地方  4メートル うねりを伴う
  北海道地方        3メートル うねりを伴う
11日に予想される波の高さ
  東北地方         5メートル うねりを伴う
  北海道地方、関東甲信地方 4メートル うねりを伴う

●風の予想
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  北海道地方、東北地方、関東甲信地方 15メートル (25メートル)
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北地方  18メートル (30メートル)
  北海道地方 15メートル (25メートル)

●防災事項
台風第5号は、12日から13日頃にかけて北日本に接近し、大荒れの天気となるおそれがあります。暴風や高波に警戒してください。

仙台管区気象台発表(9日・午前11時9分)
「令和6年 台風第5号に関する東北地方気象情報 第1号」

明日10日の全国の天気予報(TBS NEWS DIG より)

東北太平洋側の海上では、台風第5号の影響により、11日から12日頃にかけて、大荒れや大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、東北太平洋側では、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

●気象概況
台風第5号は、9日9時には日本の東の北緯30度50分、東経146度00分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側460キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風第5号は、日本の東を北上し、12日頃にかけて東北地方に接近する見込みです。台風の進路や発達の程度によっては、東北太平洋側で、警報級の大雨となる可能性があります。

●風の予想
11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北太平洋側 海上 18メートル (30メートル)
  東北太平洋側 陸上 15メートル (30メートル)
その後も、12日頃にかけて、非常に強い風が吹く見込みです。

●波の予想
11日に予想される波の高さ
  東北太平洋側 5メートル うねりを伴う
その後も、12日頃にかけて、大しけとなる見込みです。

●雨の予想
10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北太平洋側 150ミリ
その後も、12日頃にかけて、総雨量が多くなる見込みです。

●防災事項
東北太平洋側の海上では、台風第5号の影響により、11日から12日頃にかけて、暴風や高波に警戒してください。また、東北太平洋側では、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。