台風5号は、日本の東を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
当初の予想より太平洋高気圧の張り出しが強くなるため、このあと台風5号は本州寄りに進む見込みで、3連休から連休明けにかけて東北地方付近に上陸し、北海道を含め北日本は大荒れの天気となるおそれがあります。

台風5号は、9日12時には日本の東の北緯31度25分、東経146度05分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側460キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、12時間後の10日0時には日本の東の北緯33度30分、東経146度00分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルが予想されます。予報円の中心から半径120キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

24時間後の10日12時には日本の東の北緯35度35分、東経145度25分を中心とする半径95キロの円内に達し、強い台風になる見込みです。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。予報円の中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

続いて石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士
「当初の予想より太平洋高気圧の張り出しが強くなるため、台風5号は本州寄りに進む見込みとなりました。

3連休から連休明けにかけて東北地方付近に上陸し、北海道を含め北日本は大荒れの天気となるおそれがあります。

交通機関に影響が出るレベルですので、帰省や旅行など考えている方は最新の情報をチェックするようにしてください。

この地域では今シーズン初めての台風となりますので、今のうちに雨や風への対策をお願いします。

また台風が近づく前から関東で強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所もありそうです。

週末からは海レジャーなどに十分注意してください」

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