大阪地検特捜部が不動産会社の元社長を逮捕・起訴したものの無罪が確定した事件について、大阪高裁は、当時の担当検事について、刑事裁判を開く決定を出しました。

不動産大手「プレサンスコーポレーション」の社長だった山岸忍さん(61)は2019年、大阪の学校法人の土地取引などをめぐり、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが無罪が確定しました。

山岸さんは担当した田渕大輔検事に対し、当時の部下を怒鳴りつけ机を叩くなど違法な取り調べをした罪で、大阪地裁に刑事裁判を開くよう求める「付審判請求」を行いましたが認められず、大阪高裁に抗告していました。

きのう、大阪高裁は「特別公務員暴行陵虐罪」の嫌疑を認め、大阪地裁の決定を取り消し、田渕検事を被告として刑事裁判を開くことを決めました。

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