青森県内唯一の畜産部門の試験研究機関「青森県産業技術センター畜産研究所」の新しい庁舎が完成し、8日に開所式が行われました。

野辺地町枇杷野にある「畜産研究所」の新庁舎の開所式には、関係者約40人が出席しテープカットをして施設の完成を祝いました。

新庁舎は、現行の耐震基準を満たしていないこれまでの施設に代わり約8億4000万円かけて建設され、7月16日から稼働しています。

研究所では、受精卵の移植技術を活かした黒毛和種の生産や、通常の「青森シャモロック」より歯ごたえや、うま味を向上させた「プレミアム青森シャモロック」の開発、さらにスマート農業の研究も行っています。

青森県産業技術センター畜産研究所 上原子俊之所長
「生産者が必要とする技術、ひいては生産者の皆さんの所得向上につながる技術、こういったものを今までより一層力を入れて、特にスピードに気を付けながら取り組んでいきたい」

新庁舎となった研究所では、これまで以上に県内の畜産農家の支援につながる研究を続けたいとしています。

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