和歌山県では南海トラフ地震臨時情報の「調査中」が発表されたことを受け、岸本知事をトップとする災害対策本部が設置され、8月8日午後6時ごろから1回目の会議が開かれました。

 会議では、緊張感を持って情報収集などにあたるよう職員らの間で共有された一方、県民らに対しては、津波注意報は出ていないものの、できるだけ海には行かないことなどが呼びかけられました。

 午後6時からの会議はいったん終了しましたが、気象庁が臨時情報の「巨大地震注意」を発表したことを受けて、このあとすみやかに会議が再開されることが決まりました。

 和歌山県では全職員を対象に登庁するように呼びかけていて、今後、会議の中で避難所の設置など具体的な話し合いが行われる見通しです。

 日向灘を震源とする地震で、和歌山県内でも、和歌山市、紀の川市、岩出市、美浜町でも震度1を観測しましたが、県によりますと、けがをした人などは確認されておらず、津波の心配はないということです。

 和歌山県警本部でも、午後5時前に警備課を中心とする「災害警備連絡室」が設置されました。現在約20人体制で情報収集にあたっていて、県や警察庁などと連携して今後の警戒を強めているということです。

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