富山県氷見市の林正之市長は8日の定例記者会見で自身の病状について説明し、検査で見つかった膵腫瘍が悪性だったことを明らかにしました。今後、月2回、抗がん剤治療を受けながら公務を続けていくということです。

氷見市 林正之市長「病名は膵腫瘍ということでございます。ただ肝臓にも転移が確認されたということでございまして転移があるということは悪性腫瘍ではないか。いわゆるガンだという理解を私はしている」

氷見市の林正之市長は8日の定例会見で、検査で見つかった膵腫瘍は悪性で、肝臓にも転移していることを明らかにしました。

林市長は先月22日に、背中に痛みを感じ病院を受診。検査入院をしたところ、膵腫瘍が見つかっていました。

林市長は8月1日から公務に復帰し、能登半島地震の液状化対策などに率先して取り組んでいました。今後の公務への影響については…。

氷見市 林正之市長「氷見市の復旧復興を考えた際には1日たりとも市政の停滞はあってはならないと思っていますので、やはりしっかり市政を進めていくという中で可能な状況であれば与えられた私の責務を果たしていくということが大事ではないかと考えています」

現時点で痛みはなく朝、畑仕事をするほど体調がいいと話した林市長。現時点で公務に支障はないとしています。林市長の病状に市民は…。

氷見市民
「びっくり。大変やね」
「心配ですね。そんな深刻な話とは思ってないもんだからね」
「市民を良くしてやろうという気持ちがあるからそう言って頑張っておられるんじゃないかと思うんです。自分のことも自分の身のことも考えてされたらいいがないかなと」

来年4月に任期満了を迎える林市長。再選については…。

氷見市 林正之市長「今氷見市におきましては1月1日の震災の復旧復興など1日たりとも無駄に出来ない大切な時間でございます。こういった治療をしながらしっかりと公務にも取り組んでまいりたいと思っておりまして次のことについては考える余裕もございませんで1日日しっかり取り組んでいくことに尽きるというふうに思います」

林市長は今後は、公務を続けながら月に2回の抗がん剤治療を受け、腫瘍が小さくなれば切除する方針だということです。

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