7日、福島県内の各地で大雨となりましたが、下郷町の県道では、大量の土砂が道路をふさぎ、現在も通行止めが続いています。この道路は、観光地・大内宿につながっていて、地元では、今後の影響を心配する声が聞かれました。(※ドローン画像は福島県南会津建設事務所提供)

小枝佳祐記者「道路には大量の土砂が流れ込んでいて、現在は復旧に向けた調査が行われています」

道路一面を覆った大量の土砂。下郷町の県道329号には、河川敷のような光景が広がっていました。

7日、県内は各地で大雨となり、道路の冠水などの被害が出ました。

下郷町の県道329号では、およそ80メートルにわたって土砂が流れ出しました。現在も通行止めが続いていて、復旧の見通しは立っていません。

提供・福島県南会津建設事務所

観光地結ぶ県道 影響心配する声も

今回、通行止めになった県道は、大内宿と湯野上温泉を結ぶ観光のメインルートです。通行止めの影響で、それぞれの観光地に行くには、大きく迂回しなければいけません。大内宿では、今後の影響を心配する声が聞かれました。

大内宿観光協会・田沼一俊事務局長「いま夏休み中で、これからお盆期間を迎え、観光のハイシーズンとなるわけですが、ちょっと影響があるかなと考えています」

観光協会は、う回路をHPに掲載するなど、対応に追われたといいます。一方、訪れた観光客は…。

千葉県から訪れた人「ちょっと時間かかっちゃいましたけど、そんなに大きくは(スケジュールは)崩れていないです」
栃木県から訪れた人「プラス10分、20分ぐらい増えたくらいだったので、そこまで支障はなかった感じですね」

これまでのところ、観光への大きな影響はみられていませんが、協会は、今週末やお盆時期の影響を心配しています。

大内宿観光協会・田沼一俊事務局長「ちょっとわかり辛い迂回の道もあると思いますので、来るのを避けるとか、客数に影響あるかなとは考えています」

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