長崎海上保安部で辞令を受け取る、海上保安庁初の女性潜水士・浜地多実さん(右)=7日午前、長崎市

 長崎市の長崎海上保安部で7日、海上保安庁初の女性潜水士の辞令交付式があり、同保安部の巡視船「でじま」の航海士補兼潜水士として配属された浜地多実さん(23)が「失敗を恐れず挑戦できる潜水士になりたい」と意気込みを語った。  第7管区海上保安本部(北九州市)によると、4月1日時点で全国の巡視船や巡視艇には121人の潜水士が配置され、全員が男性。海保が1970年に潜水業務の本格運用を始めて以来、女性潜水士は初という。  潜水士は、海中での水難救助や捜索など過酷で複雑な任務に当たることもある。報道陣の取材に浜地さんは緊張した様子で「早く先輩達のようになれるよう頑張りたい」と話した。


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