小笠原近海には発達する熱帯低気圧があって、今後ゆっくり北~東寄りに進む予想です。この熱帯低気圧は24時間以内に台風に発達する見込みです。(雨・風シミュレーション今後の熱帯低気圧の進路と、雨と風の予想は画像でご覧いただけます)

気象庁によりますと、“熱帯低気圧a”は7日午前6時現在、父島の南西約170kmにあってゆっくりと東に進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大瞬間風速は23m/sとなっています。

この後、熱帯低気圧は小笠原諸島付近を通過して、関東の東海上を北上する予想です。

また、東北地方から西日本では引き続き9日にかけて、暖かく湿った空気、上空の寒気に加え、熱帯低気圧の外側からも暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気の状態が非常に不安定となり、午後を中心に所々で積乱雲が発達する見込みです。

7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 100ミリ
関東甲信地方 100ミリ
その後、8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 60ミリ
関東甲信地方 80ミリ

“熱帯低気圧a”は、12日ごろには温帯低気圧となる見通しですが、お盆休みにかけても南の海上が騒がしく、新たな熱帯低気圧が発生する可能性があります。

最新の雨と風の予想では、12日ごろには小笠原近海で新たな低気圧の渦が見られ、14日から16日にかけて日本の南海上を北上し、本州付近に影響を及ぼすおそれもあります。

最新の10日間予報(14日以降はウェザーマップ)でも、14日ごろから雨のマークが見られます。

今後の低気圧の進路や発達次第では、来週半ば以降の予報は大きく変わる可能性があります。熱帯低気圧や台風に発達し、影響が大きくなれば雨や風が強まるおそれがあります。

今後の最新の予報にご注意下さい。

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