静岡県は、7月29日に富士宮市の会社が製造したアイスクリームを保健所が検査したところ、乳脂肪分が7.8%だったと発表しました。

アイスクリームは食品衛生法上、成分規格が8.0%以上必要なことから、富士保健所は規格基準違反に該当するとして、8月6日付で製品の回収を命じる行政処分を行いました。

検査は、年間4000件ほど行う抜き打ちの定期検査で、今回、行政処分を受けた会社の3種類の味のアイスクリームを検査したところ、牧之原緑茶のみ成分規格が8.0%に満たなかったということです。

回収の対象となるのは、7月3日に製造された736個のうち、すでに販売された509個です。原因は調査中としていますが、県によりますと、夏場は暑さによって牛の体調が悪くなり、脂肪分が下がることがあるということです。

アイスクリーム類は乳脂肪分の量によって種類が分けられていて、アイスクリームが8.0%以上、アイスミルクが3.0%以上の成分規格となっています。

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