秋の味覚、サンマの話題…。8月10日に解禁となる大型船のサンマ漁に向け6日、富山県内からも漁船が出港しました。深刻な不漁が続くサンマ漁。ことしは例年より早い出港で水揚げ量増加に期待です。
サンマ漁へ出港したのは、魚津市の中島漁業が所有する第八珠の浦丸です。
北海道根室市の花咲港などを拠点に解禁日の８月10日から12月上旬までのおよそ4か月間漁を行う予定で、魚津港には関係者や乗組員の家族らが集まり航海の安全と豊漁を祈願しました。
サンマの水揚げ量は2008年のピーク時には30万トンを超えていましたが、その後は減少傾向で近年は記録的な不漁に…。
去年はやや持ち直したものの2万4000トンとピーク時に遠く及ばない水揚げでした。
そのためことしは水揚げ量確保のため、例年より10日早い出港となりました。
中島漁業 中島泰成代表：「8月っていうのは“凪”がいいっていう時期なので、サンマが減ってとれないよって今までと同じことを繰り返してもダメなので、やはり変化を求めて10日間前倒ししてやってみようかってトライをしたってことですね」
水揚げされたサンマは県内では来月22日から魚津市の直売所で販売されるということです。
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