岸田総理は、高濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁止する条約の交渉入りを促す首脳級会合を9月の国連総会にあわせて開く考えを示唆しました。

岸田総理
「今年の3月にアメリカ、イギリス、フランスをはじめとする核兵器国も参加する形で、FMCT(核兵器の原料物質の生産禁止条約)フレンズを立ち上げた。これをさらにハイレベルの協議に繋げていくべく、秋に向けて努力をしていきたい」

岸田総理は訪問先の広島市でこのように語り、高濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁止する条約の交渉入りを促すため、核保有国も参加しての首脳級会合を開催する考えを示唆しました。

複数の政府関係者によりますと、首脳級会合は岸田総理が9月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に出席するのにあわせて開催する方向で調整しています。

ただ、9月には自民党の総裁選挙も行われることから、日程を見極めたうえで最終判断するということです。

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