シジミの産地と聞いて思い浮かべるのは島根県の宍道湖ですが、鳥取県鳥取市の湖山池でも採れるのをご存知でしょうか?

知名度アップへ向け、このほど、親子で楽しむシジミ採りイベントが開かれました。

「また採った2個。めっちゃあるここ」

3日、鳥取市の湖山池で開かれたのは、親子で楽しむシジミ採りイベント。

腰まで水につかり、顔を水面すれすれまで近づけ池の底のシジミを探す参加者たち。
中には全身水に浸かって採る人たちも。

しかし、湖山池にシジミ?
意外に思われるかもしれませんが、湖山池のシジミは大粒で肉厚なのが特徴で、年間約200トンの漁獲量があり、主に県外に出荷されています。

水質の悪化で一時採れなくなっていた湖山池のシジミですが、2008年から湖山池漁業協同組合と行政が連携して増殖に取り組み、2014年にシジミ漁が復活しました。

このイベントは、県内でまだ知名度が低い湖山池のシジミをPRしようと企画され、今年で4回目の開催です。

湖山池情報プラザ 竹内房男 会長
「湖山池漁協さんが一生懸命この十数年間、養殖をしてこられてようやく軌道に乗ってきたという部分で、我々もサポート体制ができればいいなと」

この日用意されたシジミは50キロ。
それを240人の参加者が4組に分かれて、制限時間20分で採っていきます。

使っていいのは素手のみ。
それでも参加者は、袋がいっぱいになるまで採っていました。

参加者
「Q たくさん採れましたね」
「はい、たくさん採れました」
「Q そのシジミはどうされますか」
「きょうはシジミ汁にしたいと思います」
「いっぱい落ちてたから、そこを手で掘ったらいっぱい出てきた。いっぱい採れてうれしい」

そして、頑張った参加者たちにはシジミ汁が無料で振る舞われ、舌鼓を打っていました。

参加者
「普通においしい」
「めちゃくちゃうまいなと思いました」

湖山池情報プラザ 竹内房男 会長
「県外では人気があるが県内の消費がまだまだ伸びていないと聞いている。鳥取県民の皆さんが、100人中100人が湖山池のシジミを食べていただくようになればうれしい」

主催した湖山池情報プラザでは、今後もイベントを継続していきたいとしています。

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