8月1日、福島県会津若松市のビルの解体工事の現場で足場が倒れた事故について、ビルの梁が足場側に落下したことが、原因とみられることがわかりました。

この事故は、1日、会津若松市中町の解体工事現場で、高さ10メートルの足場が倒れ、通行人1人がけがをしたものです。

事故の原因について、解体をしているビルの梁が誤って足場側に落下し、足場が倒壊したとみられることが関係者への取材で、新たにわかりました。

倒れた瞬間をとらえた防犯カメラの映像では、重機のアームが下がると同時に、足場が倒れていきます。当時現場では、重機2台を使い、梁を内側に引っ張りながら解体を行っていましたが、その際に重機から梁が外れたとみられています。

落下した梁は、長さ13メートル、重さ27トンで、関係者は「安全対策が不十分だった」と話しています。解体工事は当初、7月までに終わる予定でしたが、機械の故障などで遅れていました。

警察は、業務上過失傷害の疑いを視野に、捜査を進めています。

事故の発生から5日まで、周辺の道路は通行止めとなっていて、解除の見通しは立っていません。

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