6月10日の午後、JR山陰線を走っていた普通列車が、通常と異なる揺れを検知したため非常ブレーキをかけて停止した事案について、JR西日本は、5日、この原因について、レールの継ぎ目部分の落ち込みが進行したためとみられると明らかにしました。

JR西日本によりますと、異常な揺れを感知した場所は、山陰線の玉造温泉駅と来待駅の間で、安全が確認されるまで、約4時間半にわたり、この区間の運転を見合わせ、上下24本が運休、100本に最大約230分の遅れが出て、約4300人の乗客に影響が出ました。

レールの下にはバラストと呼ばれる砕石が敷いてあり、線路設備工事の際には突き固める作業を行いますが、今回、予想以上にバラストが沈み、レールの継ぎ目部分の落ち込みが進んだことが揺れの原因とみられるということです。

JRでは線路設備工事の後の線路状況について確認を強化するとしています。

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