パトカーに追跡された自転車の高校生が転倒して軽いけがをしました。警察は、「若い男性には不相応な自転車に見えた」と説明しています。

 警察によりますと、4日午後5時半ごろ、京都府警亀岡署のパトカーが、JR亀岡駅近く府道で”不審な自転車”に乗る10代くらいの男性を発見。

 「前の自転車、止まってください」とパトカーからマイクで2回呼びかけたものの止まらなかったため、サイレンを鳴らして追跡しました。

 当時は雨が降っていたといい、Uターンをしようとした自転車は、バランスを崩して転倒。乗っていた高校2年生の少年(17)が、左手に擦り傷の軽いけがをしました。


◆自転車のどの点が不審だったのか

 警察によりますと、自転車は荷台にアヒルのおもちゃがついた”ママチャリ”だったといい、「若い男性には不相応」に見えたということです。

 自転車泥棒警戒等の観点から声をかけたということですが、転倒後、実際に照会した結果、本人の自転車だったということです。

 亀岡署は追跡等の行為について、「サイレンを数回鳴らし、マイクでの呼びかけも2回行っている、現時点では正当な職務行為であり適正な追跡であったと考えている」とコメントしています。

 パトカーに乗っていたのは50代の警部補と30代の巡査長で、高校生に事情聴取をした後は、けがの処置など適正な対応はしたということです。

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