徳島県美馬市では、阿波おどりの踊り子を表現した「竹人形」作りが最盛期を迎えています。

 しなやかな女踊りに、豪快な男踊り。竹でつくられた小さな人形が表情豊かに舞っています。徳島県美馬市脇町の民芸店でつくられる「阿波踊り竹人形」。吉野川の中流に自生する「五三竹」という硬くて粘りがある竹を材料に、すべて手作業でつくられます。

 細い枝を焼きごてにあてて曲げれば、踊り子の腕に。見事な手さばきで、今にも動きだしそうな竹人形ができあがります。

 観光みやげ用の阿波踊り竹人形ですが、コロナ禍以降観光客が減少し、生産する数量を減らしているといいます。阿波踊り竹人形づくりはお盆ごろまで続くということです。

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