梅雨明けと同時に真夏の日差しが降注いだ青森県内。気温とともに急上昇するのが体温です。こうした中、シーンに合わせた暑さ対策グッズが売れています。「冷感」グッズを取材しました。
3日に始まるイベントの設営準備が進む弘前公園。30℃を超す炎天下ですが、黙々と作業を続ける作業員の表情はどこか涼し気です。
その秘密は、ベストについているファンです。
外気を取り入れ循環させ、さらに汗を蒸発させる空調機能がついています。
作業員は
「汗の出る量が違うんで、これ(ファン)が止まった時点で無理です」
県内でも「猛暑」が一般化している昨今、屋外での作業にはこうした装備が欠かせなくなっています。
青森市の作業用品専門店では、さらに多くの商品が並んでいます。取材をした「Laber青森店」では「冷感フェア」とする特設コーナーを6月から設置し、売り場面積も拡大しました。
Laber 小売部門 千葉加奈子課長
「お客さまの声があってお店の方で早く支度をするようにした」
「(空調付きのベストを)前年度買えなかった方が『まだないのか』と来ていた」
猛暑だった2023年、空調付きベストの売れ行きは前の年の10倍に。
2024年も2023年と同じペースの月に100着以上売れているといいます。
そして別の人気商品も誕生しました。
Laber 小売部門 千葉加奈子課長
「小型冷蔵庫と同じ冷却システムでアルミプレートが首元を冷やす商品です」
須崎蓮記者
「実際に使ってみます。スイッチを入れて…もう冷たくなってきました。氷と違って水滴もないので快適です」
こうした暑さ対策グッズ、去年までは主に建設業者の購入が多かったそうですが、2024年は客層に広がりが出ているといいます。
Laber 小売部門 千葉加奈子課長
「最近ですと高齢の方とか農家さんが割と多い。建設会社の普段お店を使っている方がお母さまを連れてきて一緒に選んだりという場面もありました」
暑さ対策グッズが増え購入しやすくなりましたが、過信せず、こまめな水分補給など基本的な熱中症対策も重要です。
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