7月の富山県内の企業倒産は7件、負債総額は4億7600万円で、件数と負債額ともに3か月連続して前年同月を上回ったことが帝国データバンクの調査でわかりました。

帝国データバンク富山支店によりますと、7月の富山県内の企業倒産は7件、負債総額は4億7600万円でした。

これで3か月連続で件数、負債総額ともに前の年の同じ月を上回っています。

業種別では「製造業」が2件、「小売業」「その他」がそれぞれ1件、「サービス業」が3件です。

倒産の原因は「販売不振」が6件、「その他」(能登半島地震関連倒産)が1件です。

帝国データバンクは、物価高や深刻な人手不足、2024年問題への対応など企業を取り巻く環境は厳しさを増していて、資金繰り破綻の瀬戸際にある「倒産予備軍」が増えている点には引き続き留意が必要としています。

そのうえで、大手企業が先行してコスト負担の価格転嫁や賃上げが進んでいるものの、中小、零細企業への波及遅れることになれば、倒産件数が前年比増加ベースを続ける可能性は否定できないとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。