6年前、名古屋市名東区で当時中学1年の女子生徒が自殺し、両親が名古屋市に損害賠償を求めている裁判の控訴審が31日、名古屋高裁で始まりました。

(齋藤信太郎さん)
「なぜ争わなければいけないのか。時間が無駄遣いされていると感じる」

2018年、名古屋市名東区で、当時中学1年生の齋藤華子さんが自殺し、適切な対応を取らなかったなどとして、両親が市に損害賠償などを求めましたが、名古屋地裁は今年3月、両親の請求を棄却しました。

両親はこれを不服として控訴していて、31日、名古屋高裁で控訴審が始まりました。

父親の齋藤信太郎さんは法廷で、「私たちが求めていることは変わりません。事実を知ることです」などと訴えました。

判決は10月25日に言い渡される予定ですが、裁判所は双方に和解を勧告しています。双方の協議が進めば、判決の前に和解が成立する可能性があります。

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