伝統文化から新たなアートが誕生しました。青森ねぶたの技法を駆使した「NEBUCO(ねぶこ)」を使ったイベントが青森市で初めて開かれています。

「NEBUCO」は、現役のねぶた師15人が大型ねぶたの技法を駆使しながら独自の感覚で創作した光のオブジェです。

新たなアートとして2024年に誕生し、青森市の青函連絡船「八甲田丸」の車両甲板で、初めてのフェスティバルが企画されました。

2024年の作品のテーマは「波」です。

このうち、吉町勇樹さんの作品は青森県の形をもとに、渦巻くような波を表現していて、実際のねぶた制作で使う青や緑の染料・顔料で色付けをしました。

ねぶた師 吉町勇樹さん
「青森県の部分には普通の青ではなくて、緑っぽい色で、下の青と青森県のところの緑とのグラデーションみたいなところが、そういう色鮮やかなところを見て欲しいかなと思います。波とリクエストがあっても、これだけ皆さん十人十色どれ一つ同じようなものがない。すごく個性が出て面白い企画だと思います」

また、あらかじめ波をかたどった小さな「NEBUCO」に色付けを体験できる会場もあり、参加した親子連れはクリエイターの教えのもと、気に入った絵の具を選び世界に一つだけのオブジェを作り上げていました。

このフェスティバルは8月12日まで青森市で開かれています。

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