夏休みに入り、新型コロナのさらなる感染拡大が懸念されています。感染力の強い変異株「KP.3」が流行していて、山陰でも全国平均を上回る感染状況となっています。

新型コロナウイルス感染症の定点当たりの報告数は、鳥取県で14.31、島根県で14.11となり、いずれも全国平均(第29週:13.62)を上回っています。
島根県では7週連続の増加となりました。

島根県では基幹病院定点に入院した新型コロナウイルス感染症患者の報告数が、前週の43人から88人へと倍増したことが分かりました。

この夏流行しているのが新たな変異株「KP.3」です。
免疫を回避する能力が高いといわれていて、山陰両県でも今この「KP.3」が感染の主体となっているといいます。

鳥取県の新型コロナウイルスゲノム解析検査によりますと、5月31日~7月2日までに解析した67件のうち55件が「KP.3」系統でした。

このほか鳥取県では手足口病や溶連菌に流行の警報を発表中で、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ(夏かぜ)なども流行中で、手洗いうがい、アルコール消毒に加え、冷房をかけていても定期的な換気を心がけるなど、改めて感染症対策の徹底が必要です。

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