せっかくの夏休みにあまり知られていない特別な体験をしたい。
そんな期待に応えてくれる北海道南部の知内町の魅力を取材しました。
北海道新幹線の新函館北斗駅から車で1時間ほどの知内町。
演歌界の大御所、北島三郎さんのふる里として知られていますが、実は1日たっぷり遊べる観光スポットが盛りだくさんなんです。
ところが取材当日はまさかの雨…。
先行きが不安ですが、まずは船でしか立ち入ることのできない秘境「青の洞窟」を目指します。
乗客
「青の洞窟にひかれて。小樽にしかないと思っていたけど、こっちにあると知って」
矢越クルーズ 村田優代表
「ちょっと行ってみないとわからない感じだけど、わからないですよ、もしかしたらきれいに見えるかもしれない」
矢越海岸に続く断崖絶壁は、噴火と荒波が作り出したパノラマです。
藤田忠士記者
「あいにくの雨なんですけども、逆に冒険心がくすぐられるというか、ハードな冒険をしているような感じで楽しいですね」
さらに、この地区とつながりの深い松前神楽の演奏が旅を盛り上げます。
そして、いよいよ青の洞窟へ…。
入口の方を振り返ると、淡く透明感のある美しい水色が広がります。
乗客
「思ったより青くてよかったです」
この時期は青い海が見られる可能性が高いといいますが、さらに条件がよければ「矢越ブルー」と呼ばれる神秘的な光景が現れます。
乗客
「最後めっちゃ楽しかった」
船旅で疲れたあとは…。
北海道内最古の温泉、知内温泉へ。
発見されたのは1205年。800年以上こんこんと湧き続ける秘湯です。
先月には温泉の湿度を生かしたサウナもオープンし、温泉ファンの間でも話題となっています。
函館市から来た客
「最高です」
「サウナのすぐ近くに水風呂はよくあるけど、お風呂がこんな近さにあるのは、札幌にもないんじゃないか」
旅の締めくくりは、知内町特産のカキです。
津軽海峡の荒波に揉まれたカキは、サイズが大きく身が締まっています。
知内かき小屋では、自慢のカキを「蒸し」や「フライ」で食べられます。
特製ソースが4つあり、中でもこちらは知内町の名産、ニラを使ったニラオリーブソースです。
藤田忠士記者
「ニラの香りがしておいしいです」
おいしくて、楽しくて、癒される。
そんな知られざる知内町の魅力を味わってみてはいかがでしょうか?
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