青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設を運営するリサイクル燃料貯蔵は31日、燃料を置く貯蔵建屋や安全対策設備を報道陣に公開した。9月までに東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から燃料が搬入される見通しで、貯蔵事業の開始時期について高橋泰成社長は報道陣に「8月中は日程がタイトだ」と説明し、9月以降になるとの見通しを示した。  貯蔵する燃料は、放射線の閉じ込めや遮蔽機能がある高さ約5・4mの円柱状の金属キャスクで管理する。貯蔵建屋は電源がいらない空冷式で、この日は燃料の入っていない訓練用のキャスクが置かれていた。津波対策として海抜約30mの高台に設けた予備の活動拠点や電源車も公開した。


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