松本市の波田小学校で、1970年に建設された当時の施工不良が、およそ1,000か所見つかりました。

業者はすでになく、補修に1億円以上の負担が生じています。

今から54年前、1970年に建設された波田小学校。

松本市教育委員会によりますと、学校では校内設備の補強のため、2023年9月から長寿命化工事が進められていますが、その中で今年1月に施工の不良か所が見つかりました。

緊急の調査を行ったところ、壁や柱の鉄筋がむき出しになっているなど、半世紀以上前から残されている施工不良が、およそ1,000か所にものぼることが分かりました。

施工不良を補修するため、長寿命化の工事には、10か月ほどの遅れが出る見込みです。

建設当時の地元の施工業者はすでに存在しておらず、補修費用など1億2,200万円は市が負担するということです。

市の教育委員会は、「児童の安全を最優先に工事を進めていきたい」としています。

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