島根県内でしか生産されていない県オリジナルのメロン「ゴールデンパールメロン」をご存じですか?
生産が難しく、幻のメロンともいわれるこのメロンを使って、松江市の高校生が贅沢なフローズンドリンクを開発しました。

銀座をはじめ全国に展開する有名タルト専門店「キル フェ ボン」のホームページに載っている島根県産ゴールデンパールメロンのタルト。
1ホール、なんと2万円を超す値段となっています。

金色に輝くメロンは松江市内で栽培されています。

安藤農園 渡部旭 社長
「花が咲いて実になるが、その着果するまでが難しくて、そこが他のメロンとは圧倒的に違うところ」

島根県オリジナルのメロン「ゴールデンパール」。
このメロン、栽培が難しく、また、普通のメロンと比べて、収穫してからの日持ちも短いこともあり、県内4軒だけでしか栽培されておらず、幻のメロンとも言われています。
収穫時期は、およそ1ヶ月。
安藤農園で収穫できるのは、2000玉のみということです。

安藤農園 渡部旭 社長
「唯一無二のもの。この島根県にしかないメロン。これが途絶えてしまうのが非常に残念なことなので。もちろん、味も香りも非常にいいので。」

そんなゴールデンパールメロンの栽培に挑戦したのが、松江農林高校生物生産科の生徒たち。
このメロンをもっとたくさんの人に知ってもらおうと栽培を始め、30日、そのPRに松江市長を訪問しました。

松江市 上定昭仁市長
「めちゃめちゃ甘いですね」

糖度14度を超えるメロンの味に、市長もご満悦。

そして、松江農林高校では、生徒たちが自分で育てたメロンや、農家で出る規格外品を使って、おいしいドリンクを開発。
それが果肉たっぷりのフローズンドリンク「ゴパフラッペ」です。

松江農林高校 生物生産科3年 湯原結姫さん
「メロンを加熱してジャム状にしたが美味しくなくて、生のメロンを使ってフラッペを作ったらとても美味しくて」

松江市 上定昭仁市長
「甘さもほどよく、夏に飲むには最適な、ちょっとシャリシャリ感もあって、フラッペとしてもとてもおいしい」

松江農林高校 生物生産科3年 西村香音さん
「松江農林高校でも、ゴールデンパールを栽培しているので、次に次に引き継いでいって、技術を高めていって、県内外の方にもたくさん楽しんでいただけるようなゴールデンパールを栽培していきたい」

こうした若い世代の取組みをゴールデンパール栽培農家の渡部さんは、頼もしく感じています。

安藤農園 渡部旭 社長
「商品づくりは目を輝かせて取り組んでいて、それがやっぱり楽しいから、栽培の方にも力が入っている感じがした」

松江の農家と高校生たちが思い込めて育てた島根県のオリジナルメロン。

そこから生まれた「ゴパフラッペ」は、8月、松江市内で行われるスイーツイベントで味わうことができるということです。

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