永瀬貴規選手の母校・長崎県の長崎日大高校には30日夜、柔道部員ら約100人が集まって試合を見守り、優勝の瞬間は歓喜に包まれました。

高校時代の指導者松本太一監督はー
Qいま率直にどんな思いですか?「よかったですね。東京の時は泣けましたけど、今回はめっちゃ強かったじゃないですか」

パリオリンピック™柔道男子81キロ級に出場した永瀬選手は、初戦の2回戦から落ち着いて試合を進め決勝進出。決勝では世界選手権3連覇中のジョージアの選手と対戦し、「谷落とし」の一本勝ちで金メダルを獲得しました。

選手層の厚い81キロ級の連覇は永瀬選手が史上初、今大会5試合で相手に技のポイントを1つも奪われない圧倒的な強さを見せつけました。

試合後のインタビュー永瀬選手
Q追われる立場の3年間はどんな時間だった?
「ずっと勝てない時期続いて、本当に辛い日々でなかなか結果出なかったんですけど、周りの人に支えられてここまでこれたので本当にたくさんの人に感謝したいと思います」「色んな人に鍛えられて、支えられて僕の今があると思うんで、本当に感謝感謝です」

高校時代の指導者松本太一監督
「永瀬の試合だけじゃなくて81キロの級の他の試合も面白かった。そのレベルの高い中で優勝したのはすごいと思います。東京オリンピックで優勝してまたさらに強くなってくれて、本当感謝と言うかありがたい気持ちでいっぱいです」

「昔のように手も、足も、技出しも早くなった。貪欲に試合ができてたんでいい練習がつめてるんだろうなと思いました」

「1回目リオで負けた時は自分も責任を感じましたが、東京と今回パリで優勝してくれてすごい楽しく見れました」

「毎回試合後には向こうからラインが来るので、それが来て返すくらいですね。とりあえず帰ってきて金メダルつまみにお酒を一緒に飲もうかなと思います」

Q試合後「これからも柔道競技続く…」という発言があったが
「まだまだ90キロ級とか柔道競技が続くので応援お願いしますと言っていたので、試合後に自分の事だけじゃなく、これから続く選手たちのことまで気遣える、そういう選手なんで」

「永瀬が頑張ることで長崎県という西の端っこでも、世界に通用することができるんだということを示してもらえた。みんな一つの誇りとして自分達も頑張れるというのを分かってもらえれば思います」

試合を見守っていた柔道部員
「すごくかっこよかったです。日大に練習に来て下さった時はすごく優しくて、でも練習になったら人が変わるようなすごく努力家で。自分はもっともっと努力が足りないと思うので永瀬さんを超えるような存在になりたいと思います」

「組んだ瞬間に絶対投げられないだろうなって感じで本当に最強だなって思いました。なんでそんな強いんですか?って言いたいです。永瀬さんみたいに自分もなりたいので、その背中を追いかけて自分も強くなりたいと思います」

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