メーカーが「美容室専売品」として販売している化粧品の製造番号を、判読できない状態にして販売したなどとして、男ら5人が逮捕されました。

医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、名古屋市にある美容関連商品の卸売会社「BOS」の実質経営者、加藤駿容疑者(32)ら5人です。


◆製造番号は法律で記載が定められている

警察によりますと、加藤容疑者らは今年2月中旬ごろ、製造番号が読みやすく表示されていない化粧品(ヘアクリーム)30点を販売するなどの疑いがもたれています。

加藤容疑者らは、メーカーが「美容室専売品」として販売しているヘアオイルなどを外箱に書かれた製造番号にシールを貼って隠すなどして、違法な売り方をしていたとみられています。

美容製品の製造番号は、医薬品医療機器法によって、商品または外箱への記載が定められていて、メーカーが品質管理のためなどに使用しています。


◆販売されたメーカー「会社の信頼が傷つく形となり、大変残念」

今回販売されたヘア製品などを製造しているメーカーが、MBSの取材にコメントで応じました。

「製造番号が隠された状態では何かトラブルがあった際に弊社で対応することができなくなってしまいます」

「医薬品医療機器法は購入者の健康被害などを防ぐために厳しく定められているものであり、悪意ある第三者に破られ、商品、ブランド、会社の信頼が傷つく形となり、大変残念に思っております」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。