富山県警察本部が今年上半期に富山県内で認知した刑法犯の数は2274件で、2連連続増加しました。昨年7月に性犯罪の規定が改正されたことから、不同意性交などの風俗犯の認知件数が増えています。

県警によりますと、今年上半期に認知した刑法犯の数は2274件と、前の年の同時期より254件、率にして12.6パーセント増加しました。これで2年連続増加となりました。

また、検挙率は58.4パーセントとなり、去年の59.3パーセントを下回りました。

犯行別では、万引きなどの窃盗が最も多い1472件で、前の年より173件増加。次に多かったのが傷害などの粗暴犯で307件、前の年より7件増えました。

最も増加したのは、不同意性交や不同意わいせつなどを含む風俗犯の74件。前の年より58件増加しました。内訳は、不同意性交が14件、不同意わいせつが7件、性的姿態撮影が39件などとなっています。

県警によりますと、風俗犯の認知件数が増加している理由として去年7月に性犯罪規定の見直しが行われ、不同意性交等罪の新設・不同意年齢の引き下げがあったことから、取り締まりの範囲が広がり、認知件数が増加したとみています。

さらに、性犯罪捜査員の拡充をおこなっていることも理由にあげています。

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