ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る 昭和30年代の貴重な映像の一コマです。
今から59年前の昭和39年9月、1964年の東京オリンピックの開幕を1ヵ月後に控え、聖火リレーが長崎県にやって来ました。
発祥の地ギリシャのオリンピアで採火された聖火は、9月7日に沖縄に到着。
その後、鹿児島、熊本を通り、9月13日に有明海を渡って長崎県島原市に上陸しました。
この年、復元されたばかりの天守閣がそびえる島原城内に設置された聖火台に聖火が点火されました。
翌14日、島原城で出発式が行われ、聖火は沿道で待ち受けた大勢の人々の歓迎を受けながら聖火リレーは進んでいきます。
日の丸の小旗を振る沿道の人々。
自然豊かな島原半島を通って、諫早市から日見峠を越えて、いよいよ長崎市へ。
旧長崎市役所前の人垣もさることながら、市役所通りを通って旧県庁に至る道路は歓迎の市民であふれ返っており、先導車が前に進めないほどの人波となっていました。
長崎市内の沿道だけで、なんと9万人の人出を記録したそうです。
そして聖火リレーはようやく長崎県庁に到着。
聖火台前にも大勢の人々が聖火の到着を待ち受けていました。
ついに旧県庁前に設置された聖火台に聖火がともりました。
その後、聖火は翌15日に大村湾沿いに大村市を通って佐世保市をリレー、三川内から佐賀県有田へと引き継がれました。
放送局が撮影した 長崎の映像を配信している“ユウガク”より
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