▽車載システム
「急ブレーキを検知しました」

国道上で寝る男性(28日)


28日、糸満市の国道を走行していた車のドライブレコーダーが捉えたのは、車道上で寝ている男性。間一髪でブレーキを踏んだ運転手が当時の状況を語りました。

午前5時半ごろの糸満市潮崎町。「路上寝」をしている男性は、片膝を立てて仰向けに横たわっています。靴は履いていません。この国道の法定速度は60キロ。

現場付近の速度規制を示す標識



▽間一髪で事故を回避した運転手は…
「白の軽自動車がいるあたりで、道路上に何か物体があると気づいて、ブレーキをかけました」
「まさかこんな流れの速い国道の道路上に人間がいるって思わないので、本当に言葉がでなかったです」

事故を回避した運転手「言葉が出なかった」



酒に酔った人などが外で寝てしまう「路上寝」で、車にひかれる事故もたびたび起きています。

警察によると、路上寝の110番通報は今年1月から5月までの5か月間で2258件(沖縄県内)。これは過去5年で最多だった去年と同じ水準です。

▽地元のタクシー運転手は…
「ここは道がきれいだから、ほとんどの車はスピードが出ているんじゃないかな」

▽間一髪で事故を回避した運転手は…
「自分の行動に責任を持ってほしいなと思っています。もし、ひいてしまったら、その方にケガもあると思いますし、私も捕まってしまうので」

事故になれば命を落としかねない危険な路上寝。ひとりひとりの節度ある行動が求められます。
【写真で 多発する路上寝の現実】

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