記録的な大雨で県道が崩落した出雲市日御碕地区では、緊急車両用の仮設道路が29日開通し、孤立状態そのものは解消されたものの、一般車両はまだ通行できないため観光客が往来できない状態が長期化していて、新たな仮設道路が望まれています。


今月9日に県道が崩落した日御碕地区では崩落現場を迂回して応急的な仮設道路が開通したものの、一般車両の通行止めが続いています。

このため一般車両も通行できる仮設道路の早期開設と今後の見通しを示すよう求める要望書が、30日地区の代表から島根県の丸山知事に提出されました。

日御碕地区自治協会・加地崇志会長
「復旧の見通しが立たない中、道路の寸断で日御碕地区は様々な困難に直面し、不便な生活を強いられております」

島根県・丸山達也知事
「地区の皆様方のご期待に出来るだけ応えられるように努力していきたい」

丸山知事は積極的な対応を約束しましたが、新たな道路の開通時期については地質調査や関係者との調整などがあり、まだ示せないとしました。

日御碕地区自治協会・加地崇志会長
「閑古鳥が鳴いてるような状況でございますので、該当の(観光業等の)皆さんは大変困っておられるなと思っております。」

島根県・丸山達也知事
「収入の途絶ということに対応して、あるいは資金繰りの支援をしなければいけない。」

県は、関係事業者の資金繰り支援など補正予算3794万円を知事が緊急に判断する専決処分により30日執行しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。