佐賀県は30日、九州新幹線長崎ルートに関する与党検討委員会に南里隆副知事が出席し、同ルートを巡る県の姿勢を説明する。関係者によると、検討委側からは長崎ルートで既に開業している武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎間の状況などについて、ヒアリングしたい意向が示されている。  長崎ルートの佐賀県内区間の一部、新鳥栖(鳥栖市)―武雄温泉間は整備方式などで国と県が合意しておらず、県は30日の検討委会合で同区間に対する考え方も説明する見通し。  検討委会合は30日午後、東京都内で開かれ、大石賢吾長崎県知事もヒアリングを受ける予定。  長崎ルートを巡っては、2022年9月、16年3月の関係者合意に基づき、武雄温泉―長崎間がフル規格で開業している。  長崎ルートでは、新幹線と在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の導入構想もあったが、車両のコスト縮減などが順調に進まず、断念している。


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