知人男性の頭部等を金づち等で複数回殴打するなどの暴行を加え、外傷性くも膜下出血、左脳挫傷といった傷害を負わせたとして、出雲警察署は30日、大阪市の無職の男(40)を傷害の容疑で逮捕しました。

警察によりますと、29日午後2時47分、消防から「ケンカにより男性が心肺停止状態。通報者は女性でケンカの相手は大阪市に住む男性」と110番通報がありました。

現場は島根県出雲市多伎町内にある、40代女性の親族の家です。
警察がこの40代女性に話を聞いたところ、女性と被害者の男性、被疑者の男の3人は共に大阪市内に住んでいて、3人とも知人関係にあり、数日前から女性の親族方に3人で来ていて、29日の午前中に被疑者と被害者の男性がケンカをしていたといいます。
ケンカが終わったあとしばらくしてから女性が様子を見に行くと、被害者の男性が意識がなく呼吸もしていないような状態だったため、29日午後2時43分、119番通報をしたということです。

被害者の男性(40)は出雲市内の病院に救急搬送されましたが、29日午後3時52分に死亡が確認されました。

被疑者の男は「被害者とケンカになって、殴ったり蹴ったり、トンカチやノミで叩いたりしました」と暴行の事実を認めていて、所要の捜査の結果、30日午前4時17分、出雲警察署が通常逮捕しました。
男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察によると、被害者の男性は外傷性くも膜下出血、左脳挫傷、頭部や顔面の多発挫創などの傷害を負っていましたが、現在のところ男の傷害行為と死亡との因果関係は不明だということです。

警察は今後司法解剖で死因などを調べるとともに、被疑者と被害者の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の動機や経緯を調べるということです。

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