北海道夕張市で開催されている国際映画祭で、2023年の受賞者への賞金に未払いがあることがわかりました。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は1990年から開催されている、映画のマチ、夕張を象徴するイベントです。
グランプリの受賞者には長編で30万円、短編で20万円の賞金が贈られますが、関係者などへ取材で、少なくとも去年の受賞者5人分の賞金、計60万円が支払われていないことがわかりました。
実行委員会の関係者
「金銭面の管理がなされていない状況で、わずかに資金はあるが支払い等に回せていない状況」
こうした状況を受け映画祭を後援する夕張市は、映画祭に関わった市内の事業者に対しても未払いがないか、調査する方針です。
厚谷司 夕張市長
「応援していただいた皆様、市民の皆様の信用を失いかねない行為なので非常に憂慮している」
2024年は、10月に夕張市で開催される予定でしたが、映画祭の実行委員会は7月28日、ホームページ上に「金銭的な事情により開催場所を未定とする」と発表しました。
関係者によりますと、夕張での開催を模索しながら、移動などの経費がかからない東京での開催も検討しているということです。
実行委員会は賞金の未払いについて「第三者による運営体制の調査を開始し、責任を全うする」と説明しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。