枯れ草が燃え広がって、かやぶき屋根、国の重要文化財にも燃え移った可能性があります。

29日午後1時20分ごろ、奈良県安堵町窪田にある民家の住民とみられる女性から、「かやぶき屋根が燃えている」と消防に通報がありました。

警察や消防によりますと、かやぶき屋根の建物が燃え、その隣にある国の重要文化財「中家住宅」の屋根からも煙が出ています。

消防車などおよそ15台が出動し、消火活動に当たる様子がみてとれます。

火元から延焼した可能性があるということです。

また通報した住民とみられる女性が救急搬送されたということです。

奈良県のHPによりますと、中家住宅は主屋・新座敷・表門などが国の重要文化財の指定を受けています。

二重の濠に囲まれた江戸時代初期の建物で、武家作りと農家作りを兼ねた形がみられるもので、全国的に見ても数少ない建造物だということです。

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