24日夕方、島根県出雲市大社町の稲佐の浜で水に浸かって遊んでいた男子高校生1人が沖に流され、行方不明となる水難事故が発生しました。
その後、現場付近で男性の遺体が発見されましたが、出雲警察署は29日、この遺体の身元が行方不明となっていた男子高校生だと特定したと明らかにしました。

水難事故が発生したのは、出雲大社からもほど近く、旧暦10月には全国から八百万の神々を迎える「神迎え神事」が行われる稲佐の浜です。
24日午後6時半頃、「友人がテトラの沖に流されている」と通報があり、地元の男子高校生(16)が行方不明となっていました。

警察や消防、海保などが捜索を続けていましたが、26日午前7時10分頃、付近を散歩していた一般の人から、「稲佐の浜のテトラ付近で、人のようなものが浮いている」との110番通報がありました。
仰向けで浮いていたということで、心肺停止の状態で引き上げられ、その場で死亡が確認されました。

その後の調べの結果、警察は29日、この遺体が、行方不明となっていた地元の男子高校生(16)と特定したと明らかにしました。

出雲警察署によりますと、男子高校生は友人2人とともに出雲市大社町の海岸を訪れ、海水浴をしていたところ波に流され、そのまま沖に流されたということです。友人2人については自力で浜や波消しブロックへたどりつき、けがはありませんでした。

現在海開きはしておらず、監視員もいない稲佐の浜。
去年も水難事故が相次ぎ、沖合に流された小学生の娘と息子を助けようとした父親がおぼれ、死亡する痛ましい事故が起きていました。

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