7月28日から九州・沖縄各地で日米共同訓練が始まるのを前に、市民団体がうるま市で抗議集会を開き訓練の中止を求めました。


自衛隊とアメリカ軍は、7月28日から離島防衛を想定した日米共同訓練を九州・沖縄の各地で実施する計画で、うるま市の勝連分屯地ではことし3月に発足した地対艦ミサイル部隊が初めて訓練に参加します。

照屋大河県議
「この訓練に対し私たちは平穏な日常、平穏な暮らし、そして安全安心な、教育環境を壊すものであり、決して許さない。この訓練の中止を求めています」


勝連分屯地前では27日、訓練に反対する市民らおよそ270人が集まり「国の平和を守るのは軍拡や軍事演習ではなく外交努力と対話だ」などと訴えました。

抗議決議文
「沖縄に住む私たちは、いつまで日米が仕掛ける戦争や軍事目的のために翻弄され続けなければならないのでしょうか」


集会では訓練の中止を求める抗議決議文が採択されたあと、勝連分屯地の担当者に手渡されました。

集会の参加者
「やはり戦争につながるから反対。それ以外に何もない」

日米共同訓練は来月7日まで実施される予定で、県内で活発化する日米の軍事的な動きを前に県民からは懸念の声も広がっています。

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