山口県警下関警察署は20日、山口県下関市内に住む自営業の男性(60代)がマッチングアプリで知り合った女を名乗る人物に誘われ、投資アプリに暗号資産60万円相当を振り込んで、だまし取られたと発表しました。

警察によると被害男性は、今年3月17日、マッチングアプリを通じて女を名乗る人物と知り合い、SNSでやりとりを始めました。

その人物から男性のもとへ、「私に暗号資産への投資方法を教えてほしい、と頼んできた友人が5万ドル稼いだ」とのメッセージが届いたことから男性は投資に興味を持ち、その人物から投資アプリのインストールや、暗号資産取り引き用のアカウントを開設するよう指示されたということです。

さらに暗号資産で投資アプリに振り込むよう指示され、4月、4回にわたり、合計60万円相当を振り込みました。

男性が利益分をアプリから引き出そうとしたところ、管理者を名乗る別の人物から「引き出すためには税金がかかる」「納税が完了したら引き出せる」とするメッセージが届きました。男性が不審に思って知人に相談したところ、詐欺の可能性を指摘されたため、警察に相談したということです。

警察では、投資を装いSNSでお金を要求するのは詐欺の手口、として注意を呼びかけています。

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